2023/03/05 11:05

今回のトピックでは、レコードのクリーニングにおいて高い効果を発揮する道具を取り上げます。


プレイ前後の埃の除去。

レコードをお持ちの皆さんは、ベルベットクリーナーを使う方が多いと思います。
昔からの慣習みたいなものです。



でも、私はこのクリーナー方式をお薦めしません。
なぜなら、吸着できなかったゴミを溝の中へ押し込むことになるからです。

もちろん、クリーナーの利用は無駄ではありません(やらないより、やった方が良いに決まってる)
ただ、盤面から埃類を除去する方法としては、かなり非効率だと考えています。

そこで、現在当店が利用しているクリーナーを紹介します。

カメラレンズの手入れに使う「ブロワー」です。

エアーが溝の中まで届くので、深くにある塵も飛ばしてくれます。

プレイ後のレコード針についた屑も、軽く吹いて飛ばせるので便利です。
(もちろん、レコード針はその後しっかりとクリーンアップしましょう)

今となっては、なぜレコード愛好家がこの方法に気付かなったのか不思議なくらいです。
塵がエアーで弾かれていくので、かなり有効であることがわかるでしょう。

シュコシュコするので、枚数が重なると手の疲労感が半端ないです。
そのため、当店ではエアダスターを導入して対応しています。


但し、注意点を一つ。
この方法は、レコード盤面にゴミを引き寄せる静電気が発生していないことが前提条件になります。

次回のブログでは、レコードの静電気をほぼ確実に除去するクリーニング法についてお伝えしようと思います。

お付き合い有難うございました。
レコードとの楽しい時間をお過ごしください。

異論、反論もお待ちしております。
TK@FeelWaxRecords

追記
でも、クリーナーじゃなくてブロワーを使ってるDJって格好良くないよね。